呼吸で大切なのは酸素ではなく二酸化炭素

 

「呼吸を浅くして、

 血中の二酸化炭素濃度を上げることがなぜ身体に良いのか?

 

 なんで身体に良いとされている深い呼吸がダメなのか?」

 

 

昨日の記事だけではこの意味がよくわからないですね。

 

 

今日はそのことについて、

昨日に引き続き『人生が変わる最高の呼吸法』からご紹介します。

 

 

 

 

 

 私はクライアントたちに、

 

 

 「自分は普通より疲れやすいと思いますか」

 

 

 という質問をよくしている。

 

 

 すると、彼らの80パーセントが「はい」と答える。

 

 

 つまり私の仕事は、疲れやすくなる仕組みを

 彼らに理解してもらうことでもある。

 

 

 パルスオキシメーターという道具を使うと、

 血中の酸素飽和度を測定することができる。

 

 このメーターを使って数千人の血中酸素飽和度を測った結果、

 大部分の人が95パーセントから99パーセントという

 正常な数値であることがわかった。

 

 

 なぜそうなるのだろうか?

 

 

 血中酸素飽和度は正常なのに、

 彼らは慢性的な疲労感に悩まされている。

 

 ここでの問題は、血中の酸素が足りないことではない。

 

 血中の酸素が、きちんと筋肉や組織に

 放出されないことが問題なのだ。

 

 

 なぜ放出されないのかというと、

 呼吸によって大量の二酸化炭素を

 体外に排出してしまうからだ。

 

 慢性的な呼吸過多の状態にあると、

 血中の酸素がうまく放出されず、

 

 日々の生活での倦怠感や、

 運動時の息切れなどにつながることになる。

 

 ここで関係してくるのが、(中略)ボーア効果だ。

 

 

 —— 中略 ——

 

 

 ヘモグロビンは血液中のタンパク質であり、

 その役割の1つは、肺の中にある酸素を

 全身の組織や細胞に届けることだ。

 

 先にも触れたように、血中の酸素が筋肉や組織に

 放出される仕組みをボーア効果と呼び、

 

 酸素アドバンテージ・プログラムも、

 このボーア効果の考え方が基本になっている。 

 

 

 

 

 ボーア効果をきちんと理解すれば、

 血中の酸素を効果的に活用できるため、

 体調がよくなり、集中力が増す。

 

 その結果、最高レベルのフィットネスと

 パフォーマンスを達成できるようになる。

 

 

 ボーア効果は、1904年に発見された。

 発見者は、デンマーク人生理学者のクリスティアン・ボーアだ。

 

 クリスティアン・ボーアの言葉を借りると、

 

 

 「血中の二酸化炭素の圧力は、

  体内の呼吸代謝において重要な役割を果たしている。

 

  適正な量の二酸化炭素を使えば、

  人間の肉体はより効果的に酸素を活用できるようになる」

 

 

 ということだ。

 

 

 ここでいちばん大切なのは、

 ヘモグロビンが体内に酸素を放出するのは、

 血中に二酸化炭素があるときだけだということだ。

 

 呼吸過多の状態になると、

 吐く息が多すぎるので、肺、血液、組織、細胞の中の

 二酸化炭素が適量よりも少なくなる。

 

 

 この状態は「低炭酸ガス血症」と呼ばれ、

 ヘモグロビンが酸素を手放さなくなることにつながる。

 

 その結果、組織や臓器に送られる酸素も少なくなる。

 

 

 酸素が足りない状態の筋肉は、

 こちらが望むほど効率的に動いてはくれない。

 

 つまり、運動中に体が動かなくなってきたときに

 大きく息をしても、筋肉に酸素は供給されないということだ。

 

 むしろ、酸素がさらに減ってしまうことになる。

 

 

 その一方で、呼吸レベルを適正に保っていると、

 血中の二酸化炭素の圧力が高くなり、

 ヘモグロビンが酸素を手放しやすくなる。

 

 そして酸素がきちんと筋肉や臓器に放出される。

 

 運動時、筋肉に酸素を効果的に送ることができるほど、

 筋肉はよりハードに、長時間にわたって働いてくれる。

 

 

 ボーア効果の観点から考えれば、

 呼吸過多によって体内で血中酸素の放出が制限され、

 筋肉の働きが低下することが理解できるだろう。

 

 

 

 

 

今日も引用が長くなりましたが、

 

以上の内容を読んでいただければ、

呼吸を浅くして血中の二酸化炭素濃度を上げることの意味を

理解していただけると思います。

 

 

血中の酸素濃度が95〜99パーセントもあれば、

いくら息を深く、深く、深〜く吸っても、

それ以上血中の酸素が増えようがないんですね。

 

 

ヘモグロビンが全身の組織に酸素を手放さない限りは。

 

 

そして、酸素と結合しているヘモグロビンが酸素を手放す鍵が、

二酸化炭素にあるというわけです。

 

 

本書の中には「喘息が治った」

「体重が減った」という事例もあるので、

運動をする方以外にもこの呼吸法はオススメです。

 

 

昨日ご紹介した「軽い呼吸は正しい呼吸エクササイズ」をすると、

呼吸がとても静かになります。

 

 

呼吸が静かになればなるほど、

「息を吸って吐く」という労力が減って、

心も身体も静かになります。

 

 

静かな呼吸の大切さは、体感すればきっとわかります。

 

 

興味を持たれた方は本書を手に取ってみてください。

 

 


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