なんのために?

 

 エイブラハムと意識的につながる何年も前のこと、

 エスターは学業の合間に、

 心の病と考えられている人たちの施設で働いていた。

 

 ある朝、病院の施設内の道を歩いていると、

 ばかでかい機械に乗った何人かの患者が土の山を動かしていた。

 

 最初の日、彼らは土の山を庭の一角から別の一角に運んでいた。

 翌日、同じ土の山をさらに別の一角に運んでいた。

 

 だが、その次の日には、また最初にあった場所に戻していた。

 

 

 エスターは付き添いの一人に尋ねた。

 

 

 「彼らは何をしているの?」

 

 

 「別に何もしていません。

  ただ、彼らを忙しくさせているんです。

  彼らにすることを与えているんです」

 

 

 と付き添いは答えた。

 

 

 エスターはむなしさを噛み締めながら言った。

 

 

 「彼らの人生にだって、

  ただ土を動かすことだけ以外に、

  したいことがあるに違いないわ」

 

 

 何年後かに、彼女がその話をしてくれたとき、

 わたしたちは言った。

 

 

 「エスター、

  君の気持ちを傷つけるつもりはないけど、

 

  物質世界のすべての住人が

  ほとんどの時間やっているのはそれなんだよ。

 

  ただ、物を場所から場所へ動かしているだけなのさ」

 

 

 何かを成し遂げることや、成長することには、

 偉大な法則が働いているが、

 あなたがたはそれを理解していない。

 

 それゆえ、ほとんどの人は

 周囲の物を動かし続けることによって、

 前進しているかのような錯覚を抱く。

 

 あなたがたは地球上での生存を正当化する一手段として、

 行動したり、重労働に励んだりすることが多い。

 

 働いたり、何かをしたりしているとき、

 ほとんどの人は、「後ろ向き」に創造している。

 

 常に行動的であろうと願い、

 起こっているすべてのことが

 自分の行動の所産であると信じているのだ。

 

 

 

 

 

 

この部分をはじめて読んだ時、少しだけドキッとしました。

 

 

なぜなら、以前の私がそうだったから。

 

 

企業で働いていることや、

営業成績を上げるために何かの行動をすることや、

家族を養っていることで自分を正当化していましたし、

今でも稀にそういう思考癖が顔を出します。

 

 

「この空いた時間に、

 何か意味のある行動をしなければ・・・」

 

 

今の私の場合なら、

オステオパシーや身体についての勉強だったり、

ホームページやブログの更新だったり、

整体院新聞やお客さまへのお便りの原稿作りだったり。

 

 

そんな思考が産まれた時は、自分にこう問います。

 

 

「なんのために?」

 

 

 

 

 

 

 物質世界を観察していると、

 大半の人が「する」ことにかまけ、

 大変忙しくしているのがわかる。

 

 みんな狂ったように何かを「している」が、

 楽しんでいるようにはとても見えない。

 

 一部の者たちは成長するためや、報酬をもらうために、

 意図的に楽しみを「犠牲」にしている。

 

 実際に喜びや楽しみを得たいと思っている者もいるが、

 瞬間的にしかそれを味わえないようだ。

 

 

 普通、あなたがたは、未来のどこかで

 自分の求める満足が得られるだろうと期待する。

 

 来るべき週末、長期休暇、退職後に期待を寄せるのだ。

 

 

 「もっとお金があったら、幸せになれるだろう」

 

 「非の打ちどころのない伴侶が見つかれば、

  幸せになれるだろう」

 

 「自分にぴったりの仕事が見つかれば、

  幸せになれるだろう」

 

 

 大半の人間は楽しみや満足感を未来に期待するが、

 今、ほとんど喜びを感じられない。

 

 だが、何かを実感できるとすれば、

 今、このときしかない。

 

 

 

 

 

 

「今この瞬間」の自分の在り方を、

世間にも家族にも誰にも正当化する必要はない。

 

 

「私は今、こうしたいから、こうしている」

 

 

それだけでいい。

 

 

「なんのために?」

 

 

「私のために。私の喜びのために」

 

 

私は今日、このことを書きたいと思ったから書きました。

 

 

 

 

今日の引用は全て『引き寄せの法則の本質』より。

 

 


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