心と身体 その2

自分の心に正直に生きていないと、

身体が不調をつくって教えてくれる。

 

 

かつての私はどうだったんだろう?

 

 

大学を卒業して10年勤めた会社を辞めて、

8カ月ほど何もせずに過ごした後、

後輩のつてを頼って再就職しました。

 

 

その会社に勤めて半年ぐらい経った頃だと思います。

 

 

徐々に声が出にくくなりました。

 

特に複数の人の前だとそれが顕著に出ました。

 

 

毎週月曜日の営業ミーティングで

売上目標や行動予定を発表していると、

声を出すのがどんどん苦しくなってくる。

 

話しはじめはまだ大丈夫だけど、

話し続けるとどんどん声が細くなっていく。

 

声の元になるパワーのようなものが、

ちょっと話しただけですぐガス欠になってしまう感じ。

 

そうなると、どんなに頑張っても

張りのある声が出てこない。

 

たった7、8人のミーティングで緊張するわけないし、

営業成績が悪くてビクビクしていたわけでもないのに。

 

とは言え、声に張りがないのを誤魔化しながら喋っていたので、

誰もそのことには気づいていなかったと思います。

 

 

 

 

ある時、その会社の創立10周年記念パーティーがありました。

 

パーティーでは社員の何人かが出し物をやることになり、

私もその壇上に立つことになりました。

 

趣味でキックボクシングをやっている営業マンが

私にミットを持って欲しいと言うので、

二つ返事で 引き受けたんですね。

 

 

当日は二人してムエタイ選手のような格好をして、

宴会場の舞台に上がりました。

 

私は本場タイから来たトレーナー役です。

 

 

「トレーナーさん、何か一言お願いします!」

 

 

ミット打ちを始める前に、

司会役の社員さんが私にマイクを向けます。

 

 

よし、なんかおもろいこと言うたろ!

 

 

「・・・」

 

 

あぁ、またや。

 

頭の中ではコメントが浮かんでいるのに、

思うような声が出てこない。

 

これは無理だ。

 

さっと短い言葉で終わらせよう。

 

 

「・・・ニホンゴ、ヨクワカラナイネ」

 

 

会場からはまずまずの笑い声。

 

とりあえず、うけて良かった(汗)

 

 

そんな感じで、声が出ないのを

誤魔化し誤魔化しやっていました。

 

 

これは当時の私が、

自分の心に正直に生きていなかったからです。

 

 

 

 

8カ月の離職期間中。

 

自分がどう生きるのかを考え、答えが出なかった。

 

その間、家賃も生活費もかかる。

前年度の収入ベースの税金と国民健康保険代。

任意で加入していた医療保険と終身保険。

実家への仕送り・・・。

 

医療保険を解約し、失業保険も退職金もなくなった。

 

 

「あかん、これでは生活がもたん」

 

 

単にお金の為に再就職をして、生活は楽になった。

 

好きな仕事ではないけれど、

自分の生活のためにも実家のためにも、

5年か10年ぐらいは我慢しよう。

 

誘ってくれた後輩のためにも・・・。

 

 

ここで厄介だったのが、8カ月の離職期間中に

「スピリチュアルな教え」に出会ったことです。

 

 

「いい人であらねば」とか「人のために」とか

「感謝」が私の中にインプットされて、

 

「人のために自分を犠牲にすること」を

「良し」としてしまったんですね。

 

 

だから、好きな仕事じゃなくても私なりに頑張りました。

 

 

「いい人」を目指しているから、

クライアントさんへの電話対応もいいです。

 

商品知識はなくても、丁寧に感じ良く対応しました。

 

やがて、私あての電話が増えはじめました。

 

電話中に私あての電話が入り、

折り返しの電話中にまた別の私あての電話が入る。

 

その会社は取り扱い商品が多いので、

慣れるまでは問い合わせの商品がどういうものかを調べたり、

見積もりや手配をするだけでも時間がかかる。

 

その間にもまた電話。

 

終日パソコン操作をしながら左耳で電話。

 

声が出にくくなったこと以外にも、

左耳と右肩の痛みも慢性的にありました。

 

 

・・・と、こんな書き方をしたら、

ブラック企業のように思われてしまうかもしれませんが、

決してそんなことはないんです。

 

 

単に私の在り方が間違っていたんですね。

 

 

そもそもやりたい仕事じゃないのに就職して、

「自己犠牲」を美徳として働いた結果が

身体の不調を生んだというわけです。

 

 

 

 

その会社をたった1年と3カ月で退社し、

約8カ月後に個人事業主として起業しました。

 

 

起業して2カ月後。

 

当時住んでいた兵庫県尼崎市のとある会館で、

「家庭でできる整体教室」を開催しました。

 

1時間半の教室を1日に2回やって、

合計20人ほどの参加者がありましたが、

普通に声が出ました。

 

(そもそも、声が出なくなることすら忘れていました)

 

 

今でも心の声を無視していると、

声が出にくくなることはあります。

 

それ以外では、自分をちゃんと表現していないとお腹が張ったり、

施術中にニュートラルから外れると後でだるくはなります。

 

 

これらはいい指針だなぁと思います。

 

 

あと、左耳と右肩の痛みは、

その後数年経って自然に消えていきました。

 

 

治すことを焦らないのも大切ですね。

 

 

 

さて、今回も昔話が長くなりました。

 

こういう昔話を時々ブログに書くのですが、

書くと昔の自分が癒されていくような気がします。

 

未来の自分の視点で過去の自分のことを書くと、

あの時には見えていなかったものが幾つも見えてきます。

 

それが過去の自分を癒していくんだなぁと思います。

 

 

 

 

いつも心の声に正直に生きられなくても、

せめて聴くことだけはしてあげるといいですね。

 

 

「今、自分はどう思っている?」

 

「どう感じている?」

 

「本当はどうしたい?」

 

 

そこが健全へと戻る入口です。

 

 


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