ジーパン

先日、ジーパンを買いました。

 

程よくダメージ加工がされていて、

シルエットが太めで、

くるぶしぐらいの丈のジーパン。

 

色もデザインも好みで、おまけに日本製。

値段もかなりお手頃で納得の買い物でした。

 

 

 

 

 

 

この猛暑にジーパンはどうかなぁ・・・と思いきや、

 

外を歩いてみると、意外に涼しい!

 

 

厚いデニム生地が太いシルエットを崩さないから、

肌とジーパンとの間に常に空間があるし、

短めの足元からは風が入ってくる。

 

 

歩いていると下半身全体に風が通ります。

 

 

「好きな服を快適に着られる」

 

 

この仕事をするようになってから

めっきり履かなくたったジーパンですが、

このジーパンを履いて気分が「イヒ!」と上がりました。

 

 

 

ジーパンと言えば・・・。

 

 

今から20年ぐらい前はビンテージブームでした。

 

 

ビンテージのジーパンやジージャンが、

古着屋さんで超高値で売られていました。

 

 

「え?これ?10万円?」

 

「まじか?あれが50万円?」とか。

 

 

ジーパンにそんなお金は出せる人は僅かでしょうし、

ビンテージの数も限られています。

 

そこで、当時と似た製法で作られた新品のレプリカジーンズを買って、

カッコよく「縦落ちさせる」というのが流行りました。

 

 

自分でジーパンを「育てる」感じです。

 

 

ファッション雑誌にも特集記事がよくありました。

 

 

「どうやって縦落ちさせるか」

 

「どのレプリカブランドが人気か」

 

 

みたいな記事です。

 

 

かく言う私もジーパンにはまった一人で、

真っさらのレプリカジーンズを買って「育てて」いました。

 

 

買ってすぐのジーパンは濃紺で、生地もゴワゴワ。

 

それをまず洗濯して乾燥機にかけて目一杯縮ませる。

 

 

その後はひたすら履く。

 

 

今の状態は好みではない濃紺のジーパンをひたすら履き続けたら、

ビンテージみたいなカッコいい縦落ちになると期待して・・・。

 

 

ジーパンは元々作業着。

ビンテージや古着がカッコよく縦落ちしているのは、

当時の人が作業着として履きまくっていたから。

 

 

スーツで仕事をしていた私はそういう環境にはなかったので、

私服になれる週末には必ずジーパンを履いていました。

 

履いている時間を増やすために、

ジーパンを履いて寝たりもしました。

 

 

縦落ちのためには、我慢、我慢。

 

 

洗濯し過ぎると全体的にのペーっと薄くなるから、

なるべくなら洗わない。

 

洗う時も水洗いがベター。

洗濯洗剤には蛍光漂白剤が入っているから。

 

 

しょっちゅう履くけど、「ちゃんと洗わない」という。

 

 

・・・当然臭いです(笑)

 

 

 

馴染んでくるまではゴワゴワして履き心地も悪い。

 

縦落ちしていないから、色や見た目が好みじゃない。

 

丈も普通なので夏に履くと暑い。

 

そして、まあまあ臭い。

 

 

でもこのジーパンをカッコよく縦落ちさせたいから、

多少のことは我慢して履く。

 

 

 

1年ぐらい経って徐々に縦落ちしてきても、

ビンテージのカッコいい風合いと比べて不満に思う。

 

 

「もっとカッコよくならんかなぁ・・・」

 

 

好みのジーパンに育てるために不快感を我慢したり、

他のカッコいいジーパンと比べて自分のを不満に思ったり。

 

カッコよく縦落ちした「未来」ばかりを期待して、

「今」のジーパンの状態にずっと満足しない。

 

 

 

このジーパンを履き続けて何年か経ちました。

 

生地というのは適度に洗わないと弱ってくるんですね。

 

いい感じの色になってきた頃には、

あらゆるところが破れはじめました。

 

 

修理屋さんで「たたいてもらう」と破れは直りますが、

「たたいた」ところは生地が硬くなって履き心地が悪くなる。

 

そして、履き続けていると、

硬くなった生地の周囲に負担がかかって、

今度はそこが破れてくる。

 

 

また、たたいてもらう。

 

 

また破れる。

 

 

この繰り返し。

 

 

結局、縦落ちになった「未来」を楽しめたのはほんの束の間で、

たたきまくって履き心地が悪くなったジーパンだけが残りました。

 

 

 

これって、「生き方」にも似ていますね。

 

 

「今を犠牲にして、我慢して

 苦労して努力した先に喜びや成功がある」

 

 

・・・みたいな生き方。

 

 

たかがジーパンで大袈裟な話と思われるかもしれませんが、

当時の私にはそういう思考パターンがあったと思います。

 

 

 

20年以上前に買って育てたジーパン。

 

今はほぼ履いていませんが、

なんだか当時の自分が愛おしいので捨てずに持っています。

 

 

 

 

 

 

今の私には、「今の状態」を楽しめる服の方がしっくりきます。

 

 

そんなに好きじゃない色のジーパンを我慢して履いたり、

縦落ちのためにゴワゴワのジーパンを寝る時まで履いたり、

臭いのに洗わないというのは・・・もう無理ですね(笑)

 

 

いつでも「今」の自分に心地いいものを身にまとって、

いつでも「今」を気分よく生きたいから。

 

 

色んな過去の自分を経て、

今の生き方の好みはそうなりました。

 

 


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