ボディ・マッピング

 

ボディ・マッピング だれでも知っておきたい「からだ」のこと

 

 

「ボディ・マッピング」とは、

「脳の中にある身体の地図」のことです。

 

この地図が正確でないと、

本来持っているはずの動きの質(可動域や安定性など)を

発揮できなかったり、不調の原因にもなる。

 

 

少し前、この本についているDVDを観ました。

 

 

施術や治療の仕事をしている人は、

程度の差はあれども必ず「解剖学」を勉強しています。

 

学校やセミナーでも散々学びますね。

 

私も脳にはそこそこ入れたつもりで、

仕事では解剖学を頻繁に使っています。

 

でも、その知識を他人の身体には使えているけれど、

自分の身体には落とし込めていなかったなぁと、

DVDを観て気づかされました。

 

 

今回の記事では、一番わかりやすい「骨」で、

みなさんの「身体の地図」を少しだけ

アップデートできるような説明をしたいと思います。

 

(普通に解剖学を勉強された方はスルーしてくださいね)

 

 

 

例えば・・・

 

 

首の骨はどこから始まる?

 

 

 

 

七つある頸椎の最も上にある骨の位置は、

耳の後ろにあるグリグリ(乳様突起)のすぐ下です。

 

ペンで指しているのが頸椎1番。

 

 

 

 

写真で見るとよくわかりますね。

 

歯やアゴの後ろはもう首なんです。

 

 

首の正確な「始まりの位置」を身体に落とし込めば、

その可動性が向上するのはもちろんのこと、

頭の位置を一定に保つ時の安定性も増します。

 

 

 

肋骨のカタチについて。

 

 

 

 

鳥かごのような枠組みの肋骨の中に肺と心臓が入っていて、

肋骨は呼吸(肺の収縮と膨張)に合わせて上下します。

 

 

吸うと上がって、吐くと下がる。

 

その動きは「バケツのハンドル」によく例えられます。

 

 

肋骨は左右に各12本。

 

ネクタイのようなカタチの胸骨(きょうこつ)に

くっついている部分は、骨ではなくて軟骨です。

 

軟骨でできているから、呼吸に合わせて柔軟に動ける。

 

身体って、うまく設計されていますね。

 

 

横から見るとこんな感じ。

 

 

 

 

ご自分の左右の肋骨に両手を置いて、

呼吸をしてみましょう。

 

吸うと上がって(肋骨全体がふくらむ感じ)、

吐くと下がる(肋骨全体がしぼむ感じ)。

 

この動きを感じてみてください。

 

肋骨の動き方を知るだけで、

深い呼吸ができるようになります。

 

 

お時間がある方は、この動画もご覧ください。

 

呼吸と全身の動きとの関係を

より鮮明にイメージできると思います。

 

 

 

 

 

肩ついて。

 

 

「肩」を形成しているのは三つの骨です。

 

上腕骨(じょうわんこつ)、肩甲骨(けんこうこつ)、鎖骨(さこつ)。

 

実は、この三つの骨の中で、

体幹の骨格に「関節」としてつながっているのは、

鎖骨のみ、なんです。

 

ペンで指しているのがその関節。

 

胸鎖関節(きょうさかんせつ)といいます。

 

 

 

 

「肩や腕を動かす時には肩甲骨を意識すると良い」

 

というのをご存知の方は多いと思います。

 

 

その肩甲骨と同時に、

鎖骨と胸鎖関節を意識すると、

肩と腕の動きの質が更に良くなるはずです。

 

 

肩甲骨を後ろから見るとこんな感じ。

 

 

 

 

この三角形の骨が、上下・左右・斜めにスライドします。

 

 

 

腕について。

 

 

肘から手首にかけての部位を前腕(ぜんわん)といいます。

 

ここには橈骨(とうこつ)と

尺骨(しゃっこつ)という2本の骨があります。

 

親指側にあるのが橈骨で、小指側にある尺骨です。

 

 

 

 

手首を外側へ捻る(回外)と2本の骨が並列になり、

手首を内側へ捻る(回内)と2本の骨が交差します。

 

手首を捻る時に使われるのは、

肘のところで上腕骨と橈骨が関節している部分。

 

この時に動くのは橈骨で、尺骨は動かない。

(ペンで指している骨が尺骨です)

 

つまり、この手首を捻る時の動きの軸は、

小指側にある尺骨なんです。

 

 

 

 

 

日常生活でもスポーツでも、

手首を捻る動きって多いです。

 

 

文字を書く時、ドライバーなどの工具を使う時、

何かの蓋を開け閉めする時。

 

キーボードやマウスを使う時には、

ほとんど手首を内側に捻った(2本の骨が交差した)ままです。

 

 

テニスや卓球などのラケットを使うスポーツ、

野球、ゴルフ、バスケットボール、バレーボール、

ボクシング、格闘技、武道・・・などなど。

 

あとは楽器を演奏する時も。

 

 

手は一番よく動かす部位なので

挙げるとキリがありませんね。

 

 

そういう時に漠然と手首を捻るのではなく、

 

「小指側にある尺骨が軸なんだ」

 

と、脳にインプットしておくだけで、

動きの質が格段に良くなると思います。

 

 

ちなみに、肘の曲げ伸ばしに使われるのは

上腕骨と尺骨の関節です。

 

肘の尖った骨も尺骨の一部。

 

 

テニスやバドミントンの選手、

ゴルファー、野球のピッチャーなど、

手首、腕、肘をハードに使う方は、

こういう仕組みを知っておいて損はないと思いますよ。

 

 

 

骨盤と股関節について。

 

 

骨盤を正面から見たところ。

 

 

 

 

股関節はペンで指している位置です。

 

 

 

 

ビートたけしさんのギャグ

「コマネチ!」のラインの中程に股関節があります。

 

 

この辺りに手を触れながら歩くと、

股関節がモゾモゾと前後に動くのを感じられると思います。

 

股関節の正確な位置を知っておくと、

「歩く」「走る」の質が向上します。

 

 

骨盤を後ろから見たところ。

 

 

 

 

骨盤の真ん中にあるのが仙骨(せんこつ)で、その左右にあるのが、

恥骨(ちこつ)・坐骨(ざこつ)・腸骨(ちょうこつ)が

一体となった寛骨(かんこつ)という大きな骨。

 

 

ペンで指している部分が腸骨です。

 

 

 

 

この骨の前後にある突起(上前腸骨棘と上後腸骨棘)に触れながら歩くと、

それらの突起が歩行に合わせて動くのがわかります。

 

つまり、「寛骨も含めて脚なんだ」と意識すると

更に動きの質が向上するというわけです。

 

 

 

下腿について。

 

 

膝から踝(くるぶし)にかけての部分、

脛(すね)の骨は2本あります。

 

 

 

 

メインの太い骨が脛骨(けいこつ)。

 

「弁慶の泣き所」とはこの骨のことで、

内踝(うちくるぶし)は脛骨の下端です。

 

外側にある細い骨が腓骨(ひこつ)で、

外踝(そとくるぶし)はこの骨の下端です。

 

 

脛骨と腓骨。

 

どちらがより強い負荷に耐えられるのか、

重心を内と外のどちらにおけば良いのかは、

写真を見れば明らかですね。

 

 

 

脛と足の関係について。

 

 

両者の関係を簡単な線画にすると、

多くの人が「 L 」で描くと思います。

 

しかし、脛の下にある足の骨のカタチは

実は「アーチ」なんです。

 

写真を見ればわかる通り、

線画にするなら「アーチの上に縦棒がついている絵」が

本当のイメージに近い。

 

 

 

 

足が「アーチなんだ」と認識できると、

そのスプリング効果を「歩く」「走る」に

ちゃんと活かせるようになります。

 

 

 

ちなみに、手首も足首も細かな骨の集合体です。

 

 

 

 

 

こういう小さな骨と骨の関節が沢山あることで、

複雑な動きが可能になるというわけです。

 

 

 

最後に、重心について。

 

 

足の「アーチ」の上についている、脛の「縦棒」。

 

この「縦棒」が「アーチ」のどこに

どうくっついているのかを知っておくと、

身体本来の重心の位置がわかります。

 

 

脛の骨の延長線をペンで示しました。

 

 

 

 

ペンの位置は、左右の踝の真下、

踵の少し前あたりですね。

 

立つ時にこの重心の位置を意識すると、

立っているのが楽に感じられるようになります。

 

もちろん、動く時にも。

 

 

興味がある方は、

ボディ・マッピングの本などを手に取ってみてください。

 

 

自分の中の「身体の地図」を修正すると、

きっと、おもしろい発見がありますよ。

 

 


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