万人に共通するルール

オステオパシーの伝説的名医、
故ロバート・C・フルフォード医師の著書『いのちの輝き』より。


 ありがたいことに、
 欲望は断ちさえすればいい結果をもたらしてくれる。

 才能のある若い画家の患者がいた。
 その女性は車椅子で治療室にはいってきた。

 20歳代の初期に下半身の麻痺がはじまり、
 わたしが診たときは手の動きもぎこちなくなっていた。
 原因が特定できない医師には治療のほどこしようもなかった。

 診察の途中で、なにげなく
 「コーヒーはたくさんのむのかね?」
 とたずねるまでは、わたしにも原因は特定できなかった。

 患者は「1日に14杯」と答えて、
 なぜそんなことを聞くのかと不審げな表情を浮かべた。
 そんな質問はだれにもされたことがなかったからだ。

 わたしは「カフェイン中毒かもしれないな」といった。

 もしそうなら、カフェインが神経系の正常なはたらきを
 抑制しているということも考えられる。

 コーヒー好きだった患者はそのとき、
 思い切ってやめてみようと決心した。 

 1週間もたたないうちに、
 わたしの直観が正しかったことが判明した。

 立って歩けるようになったのだ。

 いま、その女性の麻痺は完全に治っている。

 (とはいえ、コーヒーののみすぎで麻痺になるとはかぎらない。
  1日に20杯ものんでなんともない人もいる。
  反応は人によってちがい、万人に共通するルールはない)




「最近、寝起きに両手がこわばるようになりました」

というある女性のお客さま。

少し前から、大学生の息子さんが
フィルターでいれるコーヒーにハマり、
自分も一緒になって日に1、2杯飲むようになったのだとか。

コーヒーのいい香りにつられたんですね。

それまで、滅多にコーヒーを飲むことはなかったそうです。

「もしかして・・・これが原因?」

ご自分でそう気づいてコーヒーをやめてみたら、
手のこわばりが日に日にましになっていきました。


ちなみに、指の第一関節が変形してしまう
「へバーデン結節」という症状の原因が、
コーヒーやお茶などに含まれる
カフェインの摂り過ぎだという説もあります。

カフェインには利尿作用がありますから、
身体にとって純粋な水分補給にはならないんですね。

あと、アルコールも。

特にコーヒー好きの人からは、
「日中はコーヒー以外の水分をほとんど摂らない」
ということをよく聞きます。

そういう生活を続けていると、身体が慢性的な水分不足になり、
水分が行き渡らない末端(=指の先)の新陳代謝を低下させ、
やがては変形が起こってしまう・・・


身体の不調の多くは、
こんな何気ない日常の積み重ねで起こります。


・・・とは言え、フルフォードさんが言うように

「万人に共通するルールはない」

ということを私たちは肝に銘じておくべきだと思いました。


この女性の様に、たった1、2杯のコーヒーで
身体に支障をきたす例もあるのですから。


これは健康法にも言えることです。

食事でも健康食品でも薬でも体操でも運動でも治療法でも、
「どの人にも必ず効く」という「ルール」は存在しないと思います。

だから、テレビやインターネットの情報を鵜呑みにせず、
自分の心と身体に合いそうかどうかを冷静に感じてみること。

自分に合いそうだと感じたら、
そのルールを試してみることです。

そして、そのルールに効果が感じられたら続けてみる。
もしもダメだったら、また他のルールを探して試してみる。

あとはそれらを実行する意志と覚悟を持つこと。
これが1番大切だと思います。

自分の選択と未来に責任を取れるのは自分しかいませんから。


最後にフルフォードさんの言葉を。


 自分を哀れな弱者だと考えるのをやめ、
 着実に健康への道を歩んでいるのだと自分にいい聞かせればいいのだ。

 欲望をコントロールしようとする意志によって傷つくことはありえない。

 わたしの経験では、その意志こそが、こころ強い味方になってくれるものだ。




過去の記事を読み返してみると、
2009年にも同じ様なことを書いていました。

お時間がある方はこちらの記事もどうぞ。

健康は一つか

 

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