薬の経路

 

今日は、3年前に書いた『薬の経路』という記事に

イラストをつけたものを再度アップします。

 

 

イラストはもちろん『イラスト解剖学』のものを真似て描きました。

 

 

3年前にこの記事をアップした時、

 

 

「文章だけではちょっとわかりにくいから、

 いつかイラストを追加で描こう」

 

 

と思っていたんですが、めんどくささが勝ってしまい、

結局実現までに3年も掛かってしまいました(汗)

 

 

それでは3年越しの完成記事をどうぞ。

 

 

 ↓

 

 

私たちが不調の時に服用するお薬。

 

これが、どういう経路で全身を巡るのか。

 

口から飲み込んで消化管に入った後、

どうやって目的の場所にたどり着くのだろう?

 

ある日、静脈について調べようと本をめくっていたら、

このことについてわかりやすく説明してあるページにめぐり合いました。

 

私もそこを読んで初めて理解できた気がしたので、

今日はご紹介したいと思います。

 

ただし、「わかりやすい」とは言っても専門用語だらけなので、

そういう単語に慣れていない方は読む気にもならないかもしれません。

 

興味がある方だけ読んでみてください。

 

 

 

イラスト解剖学』より

(下記は第6版から引用しました)

 

 

 ふつう、投与された薬は血流によって全身に送られる。

 この際、静脈系の果たす役割は大きく、

 その全体像を把握しておくことはきわめて重要である。

 また、静脈系の全体像を把握しておくと、

 いくつかの病態を理解するうえでも役立つ。

 

 

 

 【経口投与】

 

 

 

 

 口から飲んだ薬は消化管から吸収されて静脈に入る。

 消化管の静脈は門脈  を経て肝臓に向かうので、

 吸収された薬も肝臓に送られる。

 

 肝臓は代謝に働くため、多くの薬成分は分解されてしまうが、

 分解されにくい薬成分は肝静脈から下大静脈を経て心臓に至り、

 肺を通り越して再び心臓に戻った後、動脈系で全身に運ばれる。

 

 このため「肝臓で分解されやすい薬」は

 経口投与では効果が期待できない。

 

 

 

口から入って胃や腸などの消化管を通って、

静脈に入って肝臓を通って、

太い静脈に入って心臓を通って、

 

肺に入ってまた心臓に戻って、

動脈に入ってやっと目的地へと運ばれる。

 

 

「はぁ〜。やっと着きましたか」

 

 

口から入った薬の旅はとても長いですね。

 

 

また、薬の成分が肝臓で分解されないように、

様々な工夫が必要だということも想像できます。

 

 

 

 【静脈(内)注射と舌下錠】

 

 

 

 

 一般に、静脈注射は上肢の皮静脈で行われ、

 薬は腋窩静脈  、鎖骨下静脈を経て上大静脈から心臓に入り、

 肺を通って心臓に戻された後、全身に送られる。

 

 このように、吸収された薬が肝臓を通る前に

 全身に送られるのは舌下錠でも同様である

 〔舌静脈→内頚静脈→上大静脈→右心→肺→左心→全身〕。

 

 なお、アリナミンなどの静脈注射を受けている最中に

 「薬の匂い」を感じることがあるが、

 これは肺で呼気中に出てきた薬成分を鼻腔が感じるためである。

 

 

 

消化管も肝臓も通らないから、

口から入る薬よりも目的地に到着するのが早いですね。

 

一刻を争う狭心症などの心臓発作に使うニトログリセリンが

舌下錠なのも大いに頷けます。

 

 

 

 【坐剤(坐薬)】

 

 

 

 

 肛門に挿入された坐剤は直腸下部の粘膜から吸収される。

 直腸下部からの静脈血は下直腸静脈  などから

 内腸骨静脈を経て下大静脈に送られる。

 

 このため、吸収された坐薬の成分は肝臓を通らずに心臓に送られ、

 肺から心臓に戻った後、動脈系によって全身に運ばれる。

 

 つまり「肝臓で分解されやすい薬」も

 坐剤ならば効果が期待できるといえる。

 

 

 

坐薬は口から飲む薬より遠回りなイメージでしたが、

実は逆だったんですね。

 

子どもの頃に風邪で熱が出た時の、

「なんでお尻から薬を入れなアカンの?」の謎が解けました。

 

 

 

薬が全身を巡る経路についてはここまでなのですが、

静脈について面白い内容があったので、以下に引用します。

 

もう少しお付き合いください。

 

 

 

 【直腸癌の血行性転移】

 

 

 

 

 直腸の静脈分布を大まかに言うと、

 上部には上直腸静脈(  →下腸間膜静脈→門脈)、

 下部には中・下直腸静脈( →内腸骨静脈→下大静脈)が分布する。

 

 このことは、直腸上部の癌の血行性転移は肝臓に多く

 (門脈を通るから)、直腸下部の癌の血行性転移は肺に多い

 (心臓を通り越して肺に入るから)ことの理由として理解できる。

 

 なお、骨盤部の癌には、腰静脈から

 椎骨静脈叢を経て脳に転移するケースもある。

 

 

 

癌が転移する先も、

静脈の道すじを知っておくと理解しやすいですね。

 

 

ちなみに、椎骨静脈叢(ついこつじょうみゃくそう)というのは、

背骨にくっついている静脈の集まりのことで、

頭蓋骨の中の静脈洞(じょうみゃくどう)ともつながっています。

 

椎骨静脈叢は弁を持たない(一方通行ではない)ので、

前立腺などの骨盤内の癌は

ここを通って背骨や脳に転移することがあるそうです。

 

 

椎骨静脈叢

 

 

椎骨静脈叢

 

 

頭蓋内の静脈洞

 

 

 

 【エコノミークラス症候群】

 

 

 

 

 飛行機などで座ったまま脚を動かさずにいると、

 静脈内に凝血が起こりやすい。

 

 これが何かの拍子に血流で運ばれ、

 肺などの血管を詰まらせることがある(塞栓症)。

 

 ロングフライト症候群とも呼ばれ、

 手術などによる長時間臥床後に起こることもある。

 

 下肢の静脈  は下大静脈に連絡しているため、

 凝血塊は肝臓に入らず、肺や脳に入って詰まる例が多い。

 

 また、腹部損傷の患者では

 下肢の静脈から輸血などを行うのも危険とされる。

 

 下肢の静脈と直接連絡する下大静脈から

 腹腔内に漏れ出すことがあるためである。

 

 

 

以上です。

 

 

静脈の経路をざっくり理解しておくのにも役立つ内容でした。

 

解剖学は難しい学問ですが、

仕組みがわかってくるとおもしろくなってきます。

 

そして、こういう小さな理解の積み重ねが、

日々の施術で大きな気づきにつながる。

 

これは、ここ数年で実感したことです。

 

 

この仕事で生きていけるのは、

本当にありがたいことだと思います。

 

 


こっくりさん

 

「施術をしている時は何を感じて、

 何をしているんですか?」

 

 

施術に興味がある方や、同業の方から、

時々質問をされることがあります。

 

 

 

 

ここ数年の私のやり方は、

足に触れてお客さまの全身を感じてから、

「ここ」と感じた部位に行って手を当てる。

 

 

手を当てると、ほとんど場合は自然に手が動き出します。

 

 

その動きは、感じられないぐらい小さな時もあれば、

ちょっとした体操ぐらいに大きな時もあります。

 

触れる強さも、ただ触れているだけの様な優しい時もあれば、

指圧のように強く押す時もあります。

 

 

その時の手のコントロールは私がしているのかというと、

全部が私ではなくて半分自動運転みたいな感じ。

 

 

やがてそこがフワッとなったら、

また感じるままに次の部位へ向かって手を当てます。

 

 

手の動きは半分自動運転だから、

止めようと思ったら止められるし、

変えようと思ったら変えられる。

 

でも、自動運転に任せた方が気持ちいいので、

いつもそのままに任せています。

 

 

最近になって、

「これは『こっくりさん』みたいなもんやなぁ」と気づきました。

 

 

 

 

4、5年前にオステオパシーの授業を受けている時、

フランスから来られたキャリア40年以上の講師の先生が

私の仲間を治療することがありました。

 

 

過去に色んな外傷を受けている彼の身体を、

先生はかなり強い圧で押していました。

 

(本人は相当痛かったそうです)

 

 

治療の後、通訳の方を介して先生の解説を聞くと、

それはまるで他人事の様で、

当時の私にはよく意味がわかりませんでした。

 

 

「私の手は、彼の胸をどんどん強く押していきました」

 

 

「いやいや・・・強く押したの自分やん(笑)」

 

 

と、突っ込みたくなる感じ。

 

 

でも、今ならそれがよくわかります。

 

 

 

 

「施術者が穏やかに身体を感じていたら、

 身体(を含めて色々なモノ)が導いてくれるんです。

 

 あとは勝手に手が動きます。

 

 

 そう、『こっくりさん』みたいなもんですね(笑)

 

 

 私の意図は『この方にとって最善がおこなわれますように』

 ということだけです」

 

 


嬉しいニュース

 

私の友人がここ最近依頼を受けて、

ヒーリングをおこなっていたあるお馬さん。

 

 

2月中に体調が回復しなければ

殺処分の可能性もあったのですが、

 

友人が奔走した結果、

別の施設に無事引き取られることになりました。

 

 

友人から昨日届いた動画の中には、

「あれ?別の馬?」と思うぐらい

生きるエネルギーに溢れた馬の姿がありました。

 

 

いい環境に置かれれば、

動物がソースとの繋がりを取り戻すのは早いですね。

 

 

風に揺れる木々をバックに他の馬と戯れている姿を観ると、

私の心にも爽やかな風が通り過ぎていきました。

 

 

 

 

毎月定期的に来られる80代のあるお客さま。

 

 

1ヶ月前に右膝の腫れと痛みがあり、

その日の施術の後も不調は続いていました。

 

その後整形外科へ行くと、

軟骨がすり減っていると診断されたそうで、

「どうしたらいいでしょう?」と相談を受けました。

 

施術の回数を増やすよりも、

ご自身で柔軟性と筋力をつける方が効果的だと思い、

3種類の体操のやり方を書いたプリントをお渡しました。

 

 

そして、1ヶ月後の昨日。

 

 

施術をする前にお聞きすると、

膝の腫れもすっかり引いて、

痛みの方もかなり軽減しています。

 

体操は無理のない範囲で毎日続けていて、

元気な時は積極的に歩く距離も増やしているとのこと。

 

今まで当たり前のようにバスで行っていた所にも、

歩いて行けるようになったそうです。

 

 

「もう歳だから仕方ないですよ・・・」

 

 

なんて言葉を聞きますが、

私はご本人の気持ち次第だと思います。

 

 

「自分の身体は自分でケアできる。

 鍛えればまだまだこの身体は良くなっていくんだ」

 

 

そんな気持ちがあれば、

何歳からでも人は「自分が期待する自分」へと変わっていきます。

 

 

 

 

5日前に施術をした生後5ヶ月の女の子。

 

 

頭と顔の湿疹と足の冷たさ、

ほっぺには涙型にぶら下がった小さなふくらみがありました。

 

私はこの日まで知らなかったのですが、

そのふくらみは「副耳(ふくじ)」といって、

耳(耳介)が形成される時に起こる先天異常らしい。

 

手術で切除する場合には全身麻酔が必要とのことで、

「それはしたくないんです」と、お母さん。

 

私も同感です。

 

 

まずはお母さんの施術です。

 

 

赤ちゃんを一人にすると泣いてしまうので、

お母さんに抱っこをしてもらって、

一緒にベッドに寝てもらいました。

 

途中で赤ちゃんが泣き出すと、

仰向けから体勢を変えて横向きになったり、

ベッドに座ってもらったり、時には授乳をしたりと、

 

赤ちゃんのペースに合わせて施術をすること1時間。

 

 

時折、お母さんの横で寝ている赤ちゃんの身体が

「ビクッ!ビクッ!」と動きます。

 

お母さんの施術後に、

冷たかった赤ちゃんの足も自然に温かくなりました。

 

 

「こんなビクッ!ビクッ!ってなったことないし、

 足がこんなに温かいこともないです」

 

 

と、お母さん。

 

 

お母さんがゆるむと、赤ちゃんもゆるみますね。

 

 

 

 

その後、再び授乳をして赤ちゃんの眠気を誘います。

 

 

お母さんの膝でスヤスヤ寝ている赤ちゃんに

30分ほど施術をしました。

 

 

「手術をするしないは、

 すぐに決めなくてもいいと思いますよ。

 

 もしかしたら自然に取れるかもしれませんし」

 

 

そんな会話をして施術を終えました。

 

 

 

そして昨日の朝、嬉しいメールが届きました。

 

 

なんと、副耳が自然に取れたそうです。

 

 

・・・突然ポロッと。

 

 

なんで取れたのかはわかりませんが、

赤ちゃんのパワーは凄いですね。

 

 

もちろん、動物も大人も凄いです。

 

 

 

 

以上、昨日届いた嬉しいニュースでした。

 

 


前腸、中腸、後腸

 

前回の記事の続きで、

自分の復習用に原始腸管(げんしちょうかん)について

まとめておきたいと思います。

 

 

(専門的な内容になるので、興味がない方はスルーしてください)

 

 

原始腸管は、前腸(ぜんちょう)、

中腸(ちゅうちょう)、後腸(こうちょう)に分けられる。

 

 

【前腸から成るもの】

 

 口腔、咽頭、食道、肺、肝臓、胆嚢、

 胃、膵臓、十二指腸の上半分(胆管の開口部まで)

 

 

【中腸から成るもの】

 

 十二指腸の下半分、小腸(空腸・回腸)、盲腸、虫垂、

 上行結腸、横行結腸の右2/3

 

 

【後腸から成るもの】

 

 横行結腸の左1/3、下行結腸、S状結腸、直腸

 

 ※『新発生学』には、これプラス

  「泌尿生殖器系の一部」とありましたが、

  私の方ではその一部がどこかは特定できていません。

 

 

 

前回の記事でご紹介した、ウンチの色が白っぽく、

「胆道閉鎖症」かもしれないという赤ちゃんの話ですが、

 

症状から推理しようとすると、

「これは前腸由来の部分に何か問題があるはずだ!」

と考えてしまいがちです。

 

しかし、「ここに何か原因があるはずだ」と、

施術者が限定した思考を持つと、

ニュートラルに全体を感じられなくなってしまうんですね。

 

そうすると、私が理想とする

全体を感じる施術はできなくなってしまいます。

 

 

 

さて、上記の区分については、

前回の記事にも載せたこのイラストを見ると

イメージしやすいと思います。

 

 

 

 

「生理的臍帯(さいたい)ヘルニア」は実際どんな感じなのか?

 

 

ウチにある本や資料を探してみると、

発生学アトラス』の中にちょうどその時期の

超音波画像があったので描いてみました。

 

 

 

 

胎生期の8週目までが「胚子期」で、

それ以降が「胎児期」といいますが、

人体の構造の90%以上は「胚子期」につくられるそうです。

 

 

 

こうして生まれる』という本の中にはこうあります。

 

 

 頭からお尻までの長さは約3センチ、

 胎児の体はほとんど完成しています。

 

 すべての器官は念入りにつくり上げられ、

 しかるべき位置にあります。

 

 構造的には、この生物体はほぼ完成品といえます。

 

 口の中には味蕾もできています。

 

 横隔膜がつくられ、

 心臓と肺を胃腸と隔てる役目を果たします。

 

 エネルギー出力量は成人の約5分の1しかありませんが、

 心臓の機能は完成しています。

 

 肺には肺葉ができ、

 多数に枝分かれした細管がはりめぐらされています。

 

 

 重大な変化が次々に起こってきました。

 

 無数にある体の部品のすべてが分化してきたのです。

 

 今、各部品は互いに連絡しあい、

 統合するという複雑なプロセスを開始しようとしています。

 

 こうして、ひとつの生命体として機能する

 生きた人間の胎児ができ上がるのです。

 

 

 

手元に定規がある方は、

「3センチ」がどれくらいかを確認してみてください。

 

そのたった3センチの中に、

私の身体にあるほとんど全部が詰まっていると考えたら、

 

本の中にある可愛らしい胚子や胎児の画像も、

かつてそうだった自分自身のことも愛おしくなりました。

 

 

最後に、私にオステオパシーを教えてくださったある先生の言葉です。

 

 

 発生学が重要なのは、それが「健全」だから。

 

 健全がどう機能しているのかを学ぶのが発生学。

 

 大人にもその力(健全)がある。

 

 


馬のヒーリング

 

一昨日は仕事をお休みして、

友人がおこなう馬のヒーリングを見てきました。

 

 

場所は兵庫県三木市。

 

 

 

 

 

こんな間近で馬を見たことがなかったので、

そのデカさに圧倒されました。

 

 

 

 

ちょっとビビりながらも、

せっかくなので何頭かナデナデさせてもらいました。

 

 

 

 

今回のヒーリングの依頼は、写真の白い馬です。

 

 

 

 

友人は、草を食べたり歩いたりと、

ある程度自由に行動する馬に寄り添いながら

ヒーリングをおこなっていました。

 

 

私は彼のように馬の扱いに慣れていないので、

直接の施術だときっと冷静でいられないと思います。

 

 

「自分がするなら、遠隔ヒーリングしか無理だなぁ。

 あと、馬の解剖も少しは知っておきたいな」

 

 

なんて思いながら眺めていました。

 

 

 

 

施術後は歩き方が少しスムーズになっていたので、

これから日数をかけてまた変化していくのだと思います。

 

 

 

 

人の施術もいいけど、動物もいいものですね。

 

 

 

 


おかあさんといっしょ

 

小さなお子さんを同伴される場合は、

お子さんを抱いたままお母さんの施術をすることも可能です。

 

また、お子さんの施術をご希望される場合も、

同様の姿勢でおこなえます。

 

 

写真は昨日の施術の模様です。

 

 

(お母さんの許可を得て写真を掲載させていただきました)

 

 

小さなお子さんと一緒に来られる場合でも、

できる限り対応させていただきます。

 

 

お気軽にご相談ください。

 

 


ページをめくる

 

お客さまの身体に触れて、

情報がやってくるのをしばらく待ちます。

 

 

私の場合はいつも足から。

 

 

足首のあたりに触れて、ボケ〜っと待ちます。

 

 

待っていると、

相手の身体の中の動きや流れのようなものが、

自分の手と身体で感じられるようになる。

 

 

例えば、左半身の流れが脚の方に下がってきて、

足首のあたりで止まる。

 

 

「これは左足首やな」

 

 

そう判断して、左足首を感じ続ける。

 

 

「左足の甲のここ、この関節やな」

 

 

・・・と、そのまま施術をはじめることもできますが、

 

 

「ほんまに左足首か?」と疑ってみるんです。

 

 

なぜなら、施術者が「ここだ」と決めてしまうと、

「そうとしか見えなくなってしまう」ことがあるから。

 

実際に、施術者の強すぎる意図が、

それまでニュートラルに感じられていた全身の流れを、

別のものに錯覚させてしまうこともあります。

 

 

こういう時は、目の前の景色のページをめくってみる。

 

 

 

 

「左半身の流れが脚の方にぐーっと下がってきて、

 左足首で止まった」

 

 

という情報が描かれているページをめくって、

何も情報が描かれていない真っさらのページにする。

 

 

 

 

そこでどんな景色が見えるのか、感じられるのかを、

もう1回ボケ〜っと待ってみる。

 

 

「左半身の流れが脚の方にぐーっと下がってきて、

 左足首で止まった。

 

 ・・・じゃなくて、

 そこで左半身の流れが終わったのか。

 

 ・・・あぁ今度は、右の胸になんかあるなぁ」

 

 

そこから何を見せてくれるのか?

 

 

またページをめくってみる。

 

 

「右の胸になんかあるなぁ」

 

 

またページをめくる。

 

 

「今度は何を見せてくれるのか?」

 

 

今まで見せてくれたものも、待っている時間も、

例え何も見せてくれなくて迷子のようになったとしても、

そこに「価値判断」を入れず、ただ静かに待ち続ける。

 

 

「ここだ」

 

 

と、自然に思えるまで。

 

 

 

 

「今は何をやっているんですか?」

 

 

施術に興味がある方から時々聞かれるので、

今日は書いてみました。

 

 

いつもだいたいこんな感じで、

「ページをめくりながら」待っています。

 

 

 

「ページをめくる」

 

 

これは、日常生活の中でも使えます。

 

 

例えば、人や物事に対する見方や判断が偏っていると感じたら、

目の前の景色に透明なノートを置いて、

ページを1枚めくってみるんです。

 

 

「ページをめくった先に、どんな景色が見えるか?」

 

 

 

 

興味がある方はお試しください。

 

 


三代目のれん

昨年まで使っていたのれん(二代目)がかなり傷んできたので、

仕事はじめの今日から新しいのれんに登場してもらいました。

 

(二代目のれんさん、今までありがとうございました)

 

 

 

 

今回も、大阪は日本橋にある

北浦染工場さんに制作をお願いしました。

 

 

三代目ののれんは、

北浦さんと相談して風に負けないように、

今までよりしっかりした厚めの麻を使っています。

 

 

厚めだけど、のれんをくぐる時の手触りは優しくて、

今回の仕上がりもとても気に入っています。

 

 

明日からもこの新しい三代目のれんと共に、

いい気持ちでお客さまをお迎えしたいと思います。

 

 


祈り

 

施術の前に、少しだけ祈ります。

 

 

「ソースの目でモノを見ることができますように。

 

 ソースの感覚で感じることができまますように。

 

 ソースの言葉で語ることができますように。

 

 ソースの手で癒しをおこなえますように。

 

 ソースエネルギーの純粋なパイプとなれますように。

 

 今日もサポートをお願いします」

 

 

この祈りは、誰かに助けを求めたり、

何かにすがったり頼ったりするものではなく、

信頼する人に仕事を依頼するのに似ています。

 

 

「じゃあ、今日もよろしくお願いします」

 

 

そんな軽いイメージ。

 

 

でもそこには、揺るぎない信頼関係があります。

 

 

 

 

明日もきっと私は祈ります。

 

 

「今から、この方にとって最善をおこなえますように。

 

 見えない世界のみなさま、

 今日もサポートをよろしくお願いします」

 

 

 

 


在ること

 

相手と自分を、ただ「在ること」としてみる。

 

 

「良い」「悪い」「正しい」「間違っている」の価値判断もなければ、

「こうでなければいけない」というこだわりもない。

 

 

 

 

その人の生き方も考え方も価値観も。

 

その人が持っている痛みも歪みも病変も。

 

相手をみて、身体に触れて、自分が感じていることも。

 

 

全て、ただ「在ること」としてだけみる。

 

 

 

 

そういう私が存在している空間を提供し続けるのが、

今の私の理想です。

 

 

 

 


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